コラム

千葉女児殺害事件と子供の安全

4月24日

皆様もご存知の通り、松戸でショッキングな事件がありました。

保護者会の会長が自分の子供も通う小学校の児童を殺害したのです。

この事件のネットでの反応を見ているうちに少し気になることがありました。

「あいさつをしない方が良いのではないか。」とか「見守りは無意味なのでは。」といった、

かえって子供の安全を脅かすような冷静さを欠いた意見が見られることです。

 

確かに保護者会の見守り活動の参加者が加害者になるというのはショッキングです。

しかし、冷静に考えてください。

教師や保育士、ボランティア参加者や警察官といった

安全を守るべき立場の人間が子供を被害者とする犯罪の加害者だったケースは

過去にもあります。

また、親や親権者、同居人の児童虐待による死亡事件を毎年見ています。

つまり、今回の事件をきっかけに、近所の住人を信用しない

前提の活動に切り替えるべきとの考えは非合理的です。

 

あいさつができている町内は治安が良いというのは犯罪心理学で実証されています。

論拠のない思い付きで意見を主張することは安全を守るために役には立ちません。

千葉女児殺害事件では、集団登校など子供が一人にならない工夫があれば

違ったと思います。

子供同士、またより多くの大人の目があること、

コミュニケーションを増やすことが有効です。

そのためにも残業を減らすなどにより、

社会人がより地域社会に参加しやすくすること、

リタイヤした人が積極的に社会参加することなどを推進すべきです。